ハーリー

2009年06月14日

旧暦五月四日(ユッカヌヒー)は、各地の漁港で沖縄伝統の漁船「サバニ」が海を滑るように走る。海人(うみんちゅ)が豊漁や海の安全を願って行うお祭り「爬竜舟競漕・ハーリー」だ。
爬竜舟は“「竜」を描いた舟を「爪」でかき走らす”という意味。竜の爪にあたるのは、サバニを漕ぐ櫂(沖縄ではエークという)、呼吸の合った漕ぎ手たちのエーク(櫂)が海をかき波にのるサバニの姿は正に竜のよう。


沖縄のハーリーは、中国福建省や広東省などの東シナ海沿岸部で「端午の節句」に行われる「龍舟節」と同じ起源の行事と言われている。長崎で行われるペーロンも起源は同じだ。(ペー=爬、ロン=竜の発音が由来)
ハーリーの伝来ルートは諸説あるが、最初に競漕が行われたのは、1390年ごろに南山王の弟・汪応祖により豊見城城下の漫湖で行わせたものと思われる。また、1427年に首里城前に龍潭池が完成し、中国からの使者をもてなす宴の際に龍潭池で爬竜舟競漕を楽しんだという記録も残っており、既にこの頃にはハーリーが琉球王朝行事のひとつとして定着していることがうかがえる。
廃藩置県後は、こうした王朝主催のハーリーは途絶えたものの、各地域で行われるハーリーは引き継がれてきた。

一口にハーリーといってもその土地によって特徴は様々、貴方はどの地域のハーリーを観たことがありますか?

大会情報 http://www.city.uruma.lg.jp/3/2623.html

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Posted by 勝連城跡  at 14:27│Comments(0)
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