うるま市の文化財 仲原遺跡 

2013年08月04日

伊計島の隠れた名所 仲原遺跡 を御存じですか?なんと縄文時代の住居が復元されているのです。

先日、屋根の茅葺が新しく(当時に近い手法で)葺き替えられてとっても上等になってます。

住居内に入ることもできて、縄文時代にタイムスリップ気分が味わえますよー。

島内で開催中のイチハナリアートプロジェクトと合わせて行っても面白いさー。



うるま市の文化財 仲原遺跡 

骨組みの木材は当時使われたと思われるヤラブで組まれています。

うるま市の文化財 仲原遺跡 
まるで妖精の家のようですね。 暑い中、茅葺作業をしていただいた金城グリーンの皆様お疲れ様です。

うるま市の文化財 仲原遺跡 
内部はひんやりと涼しいですよ。天然素材の通気性、断熱性はすばらしいです。クーラーなくても原発やヒートアイランド現象も無くて、縄文人の暮らしは結構快適だったかも?


仲原(なかばる)遺跡の概要
仲原遺跡は、島のほぼ中央部の平地に営まれた縄文時代のムラの跡です。北側海岸に近年まで使われていた自然湧き水(インナガー)があり縄文時代から使われていたものと考えられます。遺跡一帯はもとキビ畑で、土地改良事業の事前の発掘調査で竪穴住居址が発見されました。これにより不明であった沖縄県の縄文時代晩期(約2500~2000年前)のムラの広がりや住居の大きさ、造りなどが具体的に分かってきました。また遺物も土器の鉢、壺、石斧類、骨製の針、錐、他に当時の人が食べ残した獣・魚骨類、貝殻類が出土しました。
遺跡は土地改良地内にありましたが、住民の協力により保護され、また学術上価値が極めて高いことから、昭和61年に国指定史跡になりました。
所在地 うるま市字伊計
入場、見学自由。火気厳禁。ゴミ等は必ずお持ち帰りください。
指定年月日 昭和61年(1986年)8月16日
指定面積 4758㎡
整備期間 昭和62年~平成8年度(10年間)








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Posted by 勝連城跡  at 14:07